「今こそ心をひとつに！働く仲間の笑顔のために　感謝と思いやりの絆をつなぎ　希望あふれる未来を切り拓こう！」と掲げ、第92回メーデー中央大会が４月29日、オンラインでひらかれた。神津里季生・実行委員長は「命と暮らしが危機にさらされ、１年半近く。政治はどこまでこの難局に的確に対処しえたか。立場の弱い方に色濃く影響が出ている」と提起。「いまこそ包摂の意味をかみしめよう。求める社会は、だれもが安心して働き、暮らすことができ、あらゆる差別のない、多様性が尊重され、たがいに認め、支えあう、持続可能で包摂的な社会」「いまこそ、働く仲間によりそい、かならずそばにいる存在として労働組合の役割の発揮を」とよびかけた。

　厚労大臣と都知事があいさつし、東日本大震災10年や、働く現場からの訴え、ミャンマーからの訴えのあと、メーデー宣言を採択し、がんばろうを三唱した。