全国高校生・青年活動者会議を６月19日、ズーム（Zoom）によるオンライン形式でひらき、17都府県連から青年、高校生ら57人が参加。第53回全国高校生集会・第65回全国青年集会の開催要綱、分科会の持ち方などについて話し合ったほか、オンライン開催にあたり各都府県連でのサテライト会場の設置など高校生、青年の積極的な参加に向けたとりくみなどもよびかけられ協議した。

　開会あいさつをおこなった中央教育文化運動部の吉岡部長は「コロナ禍のなか高校生・青年集会の開催に向けて、中央青年運動部を中心に協議を重ねてきたが、今回はじめてオンラインでの開催とすることを決めた。これまでとは違う開催方法となるが、創意工夫しながら各地のとりくみや運動を全国で共有し学び合おう」とよびかけた。

　第53回全高・第65回全青は、Zoomウェビナーを利用したオンライン形式で、８月28日13時から開催。新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点から短時間でのとりくみとした。全体会では「水平社宣言」朗読などに続き、石川一雄さん、早智子さんのビデオメッセージを視聴する。全体講演ではＬＧＢＴＱの権利擁護にとりくむ仲岡しゅん・弁護士が「ジェンダー・セクシュアリティを巡る人権課題」をテーマに講演。分科会は視聴チャンネルを２つ設置し、第１分科会では赤井中央財務委員長が「部落差別の実態（仮）」をテーマに講演。第２分科会ではおもに高校生からの活動報告をおこなう。参加費は無料とし、データで資料配布をおこなうことを確認した。また、分科会当日の映像は期間を設けて視聴できるよう調整することも検討すると報告された。

　参加者からは▽第１分科会講演で、全国水平社創立１００年についてもふれてほしい▽第２分科会では質疑応答を設けるなど、報告者と参加者で思いを交流できる時間を設けてほしい▽短時間開催のなかで意見交換を充実させるために、活動報告の動画や資料を事前に配布しておく▽分科会を増やす、など意見があり、検討していくこととした。