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部落解放文学賞で表彰式 〜第48回、49回、50回につなげ

「解放新聞」(2021.08.15-2999)

選者と受賞者の参加者がそろって記念撮影(7月24日・大阪市)

選者と受賞者の参加者がそろって記念撮影(7月24日・大阪市)

 第47回部落解放文学賞の表彰式が7月24日、大阪市内のホテルでひらかれた。受賞者と選者ら36人が出席し、受賞を喜び合った。新型コロナワクチン接種が一定すすみつつも感染拡大に歯止めのかからないなか、昨年にひき続き出席者同士の歓談や飲食をともなわない表彰式だけの実施となった。主催は部落解放文学賞実行委員会。

 表彰式は、実行委員会代表でルポライターの鎌田慧さんによるあいさつで開会した。コロナ禍でも受賞者の顕彰は大切にしたいと、あえて開催したと前置きして、社会運動による文学運動や文学賞がほとんどなくなった現在、小さくとも部落解放文学賞は貴重だと強調。ことに識字活動のなかから生まれた作品は、人を感動させ人生をよく考えさせる、などとのべ、受賞者に、「自分の思いをここで伝え共有し、第48回、49回、50回につなげてほしい」とよびかけた。

 実行委員会、各部門の最終選者と一次選者の出席者の紹介に続き鎌田代表から、部落解放文学賞と佳作を受賞した9人の出席者一人ひとりに表彰状と記念品が手渡された。記録・表現、識字、評論、戯曲、小説、詩の6部門から出席した選者が、それぞれ受賞作や応募作について講評。その後、受賞者が一人ひとり登壇し、受賞の喜びとともに今後の抱負を語った。最後に出席者がそろって記念写真に収まった。

 今年10月末(当日消印有効)応募締め切りの第48回部落解放文学賞では、各部門の作品を募集中。2997号の応募規定を参照のうえ、ぜひ積極的な応募を。

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