「解放新聞」(2021.08.15-2999)
【滋賀支局】 高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で、6月24日から日米合同軍事訓練が実施されている。このような状況のなか、6月27日午後、高島市・住吉公園で「日米合同軍事演習反対あいば野集会」がひらかれ、県内をはじめ関西から100人が参加した。今回は新型コロナウイルス感染防止のため、各団体からの参加者をしぼった。主催は平和フォーラム関西ブロック(滋賀県民平和・人権運動センター)・2021あいば野に平和を!!近畿ネットワーク。
日米合同軍事訓練は6月18日から7月11日まで、あいば野演習場をふくむ全国7か所で実施。規模は過去最大の3000人の隊員が参加した。
集会では、西川徹二・平和フォーラム関西ブロック議長が「県民と市民に何の説明もないまま危険な訓練が実施されている。強い憤りを感じる。声を大にして日米合同軍事訓練を中止させよう」とあいさつをおこなった。
野坂昭生・2021あいば野に平和を!!近畿ネットワーク代表も「演習場外への着弾は、この6年間で4回も発生。前回の迫撃砲弾の場外着弾では、路上に駐車していた軽トラックに砲弾の破片が突き刺さるという事態も起きている。住民の命を危機にさらす軍事演習はただちに中止するよう怒りをこめて抗議する」と訴えた。
集会終了後は、「日米合同軍事演習反対!」「市民の安全と安心を返せ!」とシュプレヒコールをおこない、JR近江今津駅までデモ行進をおこなった。
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