「解放新聞」(2021.08.25-3000)
【埼玉支局】 埼玉県連女性部は7月10日、2021年度第1回指導者研修会を熊谷市の埼玉人権・同和センターでひらき、30人が参加した。鴻巣(こうのす)差別ビラまき事件(2984号、2993号既報)の経緯や、2019年に法務省が実施した部落差別に関する意識調査結果の特徴について、片岡明幸・県連委員長が講演して学習した。平岡千枝子・県連女性部長は「コロナ禍のなか、感染対策をしっかりおこないながら女性部のとりくみをすすめよう」とよびかけた。
講演のなか、片岡委員長は、鴻巣差別ビラまき事件について「被害者は同和地区出身者ではないが、犯行の背景には部落差別意識がある」「今後、被害者の生活や子どもたちを守るためには部落問題にたいする地域社会の理解が重要。学校や自治会の同和教育・啓発が課題」と指摘。法務省が実施した意識調査結果についても、若い世代の特徴として「部落差別を知らない」「インターネット差別情報の弊害」などをあげ、同和教育の必要性を強調した。
第2部では、今年の女性部のとりくみを協議した。東京の4度目の「緊急事態宣言」を受けての第65回関東女性集会中止を確認し、第27回反戦平和のつどい(8月)、埼玉県共闘会議と共催での狭山現地学習交流会(10月)の開催を決めた。
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