【大阪支局】 連合大阪と部落解放大阪府民共闘会議は９月９日、大阪市・エルおおさかで、大阪府にたいして就職差別の撤廃に向け要請をおこなった。

　解放共闘の中野勝利・議長（連合大阪副会長）、村井康利・事務局長（大阪府連書記長）、連合大阪の井尻雅之・事務局長、黒田悦治・副事務局長、大阪府商工労働部から森下圭一・労働環境課課長らが出席。

　中野議長は「公正採用のとりくみは、まだ道なかばだ」と指摘し、いっそうのとりくみ強化を訴えた。要請文については黒田副事務局長が説明した。

　意見交換では、村井事務局長が、中途採用や職業訓練校の卒業生にたいする違反事例が、公正採用選考人権啓発推進員を設置している事業者でも発生していることを指摘。「形骸化させることなく、公正採用の徹底を」と訴えた。

　また、井尻事務局長は「公正採用の教育・啓発は、気づきを生み、意識が変わるので大切だ」とのべた。