【京都】 緊急行動として「ウクライナ侵略を許すな！ロシアはすぐに撤退せよ！原発への攻撃弾劾！京都抗議デモ」が３月12日、京都市・京都市役所前でおこなわれ、２１０人が参加した。主催は、戦争をさせない京都１０００人委員会（委員長＝西島藤彦・部落解放同盟京都府連委員長）で、戦争をさせない１０００人委員会京都連絡会が協力した。

　デモに先立ちひらかれた集会では、よびかけ人の一人の寺田道男さんが司会を務めた。主催者あいさつをおこなった西島委員長は、「ロシアは、ただちに撤退せよ。この思いを多くの市民に訴え、世界に行動の輪が広がることを願う。原発を攻撃すると世界は破滅する。このことも辞さないありさまは重大な戦争犯罪だ。怒りをもって市民に訴えていかなければならない」と訴えた。

　連帯あいさつでは、部落解放京都地方共闘会議の高橋直樹・副議長、京都平和フォーラムの小鍛冶啓・代表幹事、沖縄とつながる京都の会の大湾宗則さんらが発言。

　「プーチン大統領はウクライナでロシア人が迫害されているというが、事実なら国際社会のなかで平和裏に解決するのが筋道。武力行使は許されない。ロシア人もデモをしている。多くの人と連帯し大きなうねりをつくって戦争をやめさせよう」とよびかけた。米ソの冷戦後にＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）が加盟国を増やす東方拡大をすすめ、これにともなう米軍基地の配備がおこなわれた。これに反発するロシアを誘発してきた危険性を指摘する発言もあった。

　デモは、市役所前から四条河原町下がるまでおこない、横断幕や手作りプラカードを掲げて市民に訴えた。