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同宗連が第42回総会 〜部落差別撤廃へ活動を強化

「解放新聞」(2022.05.15-3027)

同宗連第42回総会で来賓あいさつする組坂委員長(4月19日・京都市、写真提供・臨済宗妙心寺派宗務本所内「同宗連」事務局)

同宗連第42回総会で来賓あいさつする組坂委員長(4月19日・京都市、写真提供・臨済宗妙心寺派宗務本所内「同宗連」事務局)

  『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議は4月19日午後、京都市内のホテルで、第42回総会をひらいた。新型コロナウイルス感染症対策のため、開催規模を縮小し、36加盟教団、全日本仏教会など3協賛団体の代表、およそ80人が出席した。

 開会式では、足立宜了・議長(臨済宗妙心寺派)が、「全国水平社創立100周年の節目を迎えたが、部落差別をはじめ、さまざまな差別問題が解決したとはいえない。さらに、ロシアのウクライナ軍事侵攻など、平和の問題も深刻である。宗教者として、人権と平和の確立に向けて、ますます活動を活発にしていきたい」とあいさつ。

 来賓として出席した組坂委員長は、3月の全国水平社創立100周年記念集会への協力に謝意を表明するとともに、「ウクライナ侵略は断じて許されない。戦争は最大の人権侵害。人権や平和を守る課題はますます重要になっており、「同宗連」のみなさま方とともに、協力しながら、さらにとりくみを強めたい」とのべた。また、京都同宗連の竹内文成・議長(曹洞宗)が都府県「同宗連」を代表してあいさつした。

 総会議案では、21年度事業報告や昨年の「同宗連」結成40周年記念事業のほか、決算、事業計画案、予算案などが提案された。とくに事業報告では、特別委員会報告として、議長教団就任にかかる輪番制や議長教団の事務軽減化など、「同宗連」運営に関する協議内容が報告された。

 そのほか、規約変更案など、すべての議案が承認されたあと、連絡会がもたれ、閉会式で、髙橋正司・副議長(天理教)が閉会あいさつ、総会を終了した。

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