「解放新聞」(2022.05.25-3028)
日本国憲法施行75年を迎えた5月3日、「改憲発議許さない! 守ろう平和といのちとくらし」と掲げ、2022憲法大集会が東京・有明防災公園でひらかれ、1万5000人が参加、部落解放同盟も参加した。ロシアの戦争の即時停戦を求めて「ウクライナ特別決議」を採択し、戦争に便乗しようとする日本政府のいっさいの軍拡に反対を表明。憲法9条を掲げ、全力で平和を創ろうと決意を固めた。
主催は「平和といのちと人権を! 5・3憲法集会実行委員会」。
藤本泰成・平和フォーラム共同代表が主催者あいさつ。ロシアの侵略を「絶対に許すことはできない」と語り「世界が一致して停戦と休戦への移行、日常の再構築、平和の実現を」と提起。現在のロシアも、かつてのナチスドイツや日本も自衛権が侵攻のおもな理由、自衛権も否定すると解釈されて成立した憲法9条を忘れてはならないと強調し「圧倒的な軍事力保有は国民生活を圧迫し、他国の脅威とされ、地域の平和は結局壊れる」「自民党安全保障調査会提言は戦前の軍国主義、軍事大国を招来させる」「ウクライナの現実は絶対的戦争否定の思想がいま必要と示す」と訴えた。
野党の国会議員3人や、憲法審査会、ジェンダー、沖縄・「日米地位協定」、貧困・労働問題の各視点から市民4人がスピーチ。市民連合の連帯あいさつ、行動提起のあと、「HEIWAの鐘」合唱で集会を閉じ、パレードに出発した。
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