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人権意識の高揚を 〜39回目の差別戒名法会
高野山真言宗

「解放新聞」(2022.06.05-3029)

39回目となった萬民平等差別戒名追善法会(5月7日・和歌山県高野町)

39回目となった萬民平等差別戒名追善法会(5月7日・和歌山県高野町)

 【和歌山】 高野山真言宗は5月7日午前、和歌山県高野町の総本山金剛峯寺・壇上伽藍金堂で、葛西光義・高野山真言宗管長・総本山金剛峯寺座主を導師に39回目となる萬民平等差別戒名追善法会をおこなった。

 宗団を代表しあいさつした今川泰伸・宗務総長は、現世で差別という苦しみから解放されるべきところ、死後もその苦しみを負わせたという事実を心から反省し、この世から1日も早く差別がなくなることを願うとともに、いっそう人権意識の高揚にとりくんでいくとのべた。つづいて、中央本部を代表し、あいさつした組坂委員長は、「今年は全国水平社創立から100周年の年。人間の尊厳を求めた先人たちの闘いと尊い犠牲のうえに今日の部落解放運動がある。いまも部落差別をはじめさまざまな差別が現存している。人権侵害救済法の制定など山積する課題を皆さんとともにとりくんでいきたい」と語った。

 追善法会には、組坂委員長はじめ、和歌山県連から池田清郎・県連副委員長などが出席した。

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