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大本山總持寺で追善法要 〜差別の歴史ふまえ曹洞宗が

「解放新聞」(2022.07.15-3033)

石附周行・總持寺貫首を導師に追善法要(6月16日・横浜市)

石附周行・總持寺貫首を導師に追善法要(6月16日・横浜市)

 【神奈川】 曹洞宗被差別戒名物故者諸精霊追善法要が6月16日午前、横浜市の大本山總持寺で曹洞宗管長でもある石附周行・總持寺貫首を導師におこなわれた。被差別部落の檀信徒への「差別戒名」の授与など、僧侶による差別の歴史をふまえ、懴悔(さんげ)と追善の意味を込め、過ちをくり返さないと誓い、啓発活動の一環として実施されている法要。

 石附貫首は、過ちを受け止め、伝え、行動する大切さを強調して訴え「宗教家として、人間として、人権の歩みのなかで行動をあらわすところでまい進してまいりたい」と差別撤廃・人権確立に向けた決意を語った。

 部落解放同盟は、西島委員長、大西中執をはじめ、関東ブロックから10人が参列し、焼香。西島委員長は「一切の差別を許さない。この営営と続く営みが、さらに社会の展望を創り出す。差別撤廃の大きな炎がぜひともさらに広がることを」と訴え、追善法要のとりくみに感謝を表明した。

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