「解放新聞」(2022.08.15-3036)
【広島支局】 狭山事件の再審開始を求める福山集会を5月21日、福山市人権交流センターでひらき、100人が参加した。部落解放福山地区共闘会議、狭山差別裁判を考える福山市民の会、部落解放同盟広島県連福山市協の共催。
主催者を代表して山下真澄・福山市協議長が「狭山第3次再審闘争は、まさに山場を迎えている。不当逮捕から59年、石川さんも80歳を過ぎた。本日はしっかりと学習し、真実を訴えていきたい」とあいさつ。
中央狭山闘争本部の安田聡さんが「冤罪 狭山事件59年―第3次再審闘争の現状」と題して報告した。
安田さんは▽狭山事件が起きた当時の社会的状況や、見込み捜査がくり返され、それにもとづく報道がおこなわれたこと▽別件で逮捕された石川さんが違法な取り調べで犯人にされていった経過▽そして今後、弁護団が提出する新証拠などを、わかりやすく説明した。
報告後は、福山地区共闘会議の水野雄貴さん、福山市民の会の武藤千夜子さん、福山市協の藤本明子さん、広島県議会議員の的場豊さんが、それぞれ意見発表をおこなった。
つづいて福山市民の会の児玉繁信さんが狭山要請ハガキと集会後にJR福山駅前でおこなう「狭山23デー」への行動提起をおこない、福山地区共闘会議の佐藤節子さんが集会決議を読みあげた。
最後に「東京高裁は再審開始を」などと書かれたプラカードをシュプレヒコールとともに掲げ、集会を終えた。
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