「解放新聞」(2022.08.25-3037)
【徳島支局】 7月16日に、部落解放徳島地方共闘会議、徳島県連など4団体でつくる「2・11集会実行委員会」が主催して、2・11「日の丸・君が代・天皇制」を考える徳島集会を、徳島市・グランヴィリオホテルでひらき、50人が参加した。
集会では、「近世天皇制150年と水平社100年を考える」と題し、元大阪市立大学教授の上杉聰さんが講演。明治政府が江戸時代の身分制度を廃止したものの、部落差別の解消に向けて何らの方策をしてこなかったこと、5万日の日延べ等デマを拡散し部落差別の実態を放置し続けたことなどが、1922年の全国水平社発足につながったと説明した。
また、人間は尊敬されるものとする「水平社宣言」の思想を説き、「みんなが尊敬しあうことができたら平等な世の中になれる」と訴えかけた。
なお、この集会は、毎年おこなわれている2月11日の「建国記念の日」に開催予定だったが、新型コロナ感染拡大防止策として延期した。あわせて水平社創立100周年の記念の意味を集会にもたせた。
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