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NEWS & 主張

水平社宣言を識字で 〜3年ぶり全水100年に交流
第19回全国識字経験交流会

「解放新聞」(2022.10.25-3043)

コロナ禍により1年遅れ。偶然にも全国水平社100周年の開催となった第19回全国識字経験交流会。参加者一同で記念撮影(10月1日・兵庫県姫路市)

コロナ禍により1年遅れ。偶然にも全国水平社100周年の開催となった第19回全国識字経験交流会。参加者一同で記念撮影(10月1日・兵庫県姫路市)

 部落解放第19回全国識字経験交流集会を10月1、2日、兵庫県姫路市内でひらき、識字学習者や支援者を中心に8府県から105人が参加した。2年ごと昨年開催の予定が、コロナ禍で1年遅れとなった。

 開会に先立つオープニングでは、高齢者和太鼓「集(つどい)」が登場。年齢を感じさせない力強い演奏は大きな喝采を浴びた。

 西島委員長が主催者あいさつ、坂本三郎・兵庫県連委員長が地元歓迎あいさつ。集会協賛団体から日教組の瀧本司・中央執行委員長、全人教の野口誠也・代表理事のメッセージが資料にあることが紹介されたのち、歯朶山中執が基調提案をおこなった。

 1日目、森実・大阪教育大学名誉教授が「『識字・水平社100年宣言』をつくろう」と題し特別報告。第1分科会のテーマ「『識字・水平社100年宣言』にむけて体験や思いを交流しよう」に合わせ、「水平社宣言」を現代的に翻訳し、分科会でとりくむ意義を語った。その後、第1分科会は4分散会、鎌田慧さん(ルポライター)の第2分科会「文章教室」とに分かれて交流。

 2日目、ひょうご夜間中学をひろげる会の桜井克典・事務局長が「兵庫県における夜間中学の現状と課題」と題し特別報告。各分科会からの報告後、集会まとめで締めくくられた。

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