【奈良支局】 結成50年を迎えた県連女性部は、昨年12月11日に橿原市内のホテルで記念集会をひらき、女性部員や元役員など70人が参加した。「県連女性部50年のあゆみ」と題する、これまでの女性部の活動などをまとめた映像を上映、歴史をふり返った。また、山﨑中央書記次長（前中央女性運動部長）が「歴史に学び　ともに未来へ」をテーマに記念講演をおこなった｡サプライズゲストとして岸田章子・元中央女性運動部長が電話であいさつし､「多くの仲間と支え合い頑張って」とエールを送った。

　松谷操・県連女性部長は､部落解放運動・女性部運動との出会いや思い出話を交えながらあいさつし、「結成50周年を機に新たな一歩をふみ出そう」とよびかけ。県連からは、伊藤満・委員長などが出席しあいさつした。

　記念講演で山﨑書記次長は、解放運動との出会いや地元・愛知での女性部の立ち上げ、女性差別の気づきなど自身の歩みを語りながら、「女性差別をなくすことは男性も生きやすい社会をつくることである。差別がなくなるその日まで、ともに闘っていこう」とよびかけた。

　50年の運動をふり返った映像のあとは、これまで女性部運動をけん引してきた先輩らがマイクを握り、思いのこもった激励の言葉がのべられた。

　集会冒頭には藤本奈智子・常任委員が「水平社宣言」を朗読。先達を偲び、黙とうをおこなった。