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NEWS & 主張

原発再稼働・新増設を許さず

「解放新聞」(2023.04.15-3061)

会場のブースでは狭山事件の署名など宣伝活動もおこなった(3月21日・東京)

会場のブースでは狭山事件の署名など宣伝活動もおこなった(3月21日・東京)

 東日本大震災・福島第一原発事故から12年。原発の再稼働・新増設を許さず「さようなら原発」の声を大きく広げようと3月21日、「フクシマを忘れない! 再稼働を許さない!」と掲げ、東京・代々木公園で「3・21さようなら原発全国集会」がひらかれ、4700人が参加、部落解放同盟も参加した。集会後は、原宿、渋谷の2コースでデモ行進し、原発推進政策反対の思いを都民に届けた。

 主催は、「さようなら原発」一千万署名市民の会。

 福島からは、原発事故避難者の現状や汚染水海洋放出問題、福島原発刑事訴訟、子ども甲状腺がん訴訟などを報告。フクシマ連帯キャラバンの報告や柏崎刈羽原発、GX実行会議などの報告もおこなわれ、脱原発に向けて闘う決意を固めた。

 よびかけ人は、鎌田慧さん(ルポライター)、澤地久枝さん(作家)、落合恵子さん(作家)があいさつ。閉会では藤本泰成・原水禁共同代表が「これまで、そして、いまの福島を見て、なぜ原発推進がいえるのか」と政府への憤りを表明し「脱原発実現の日まで頑張りあおう。人の命が問いかける社会のあり方を考え、実現の日まで頑張ろう」と訴えた。

 会場のブースでは、狭山事件の事実調べ―再審を求める宣伝活動も展開した。

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