【群馬】 群馬県連は、関東水平社と群馬県水平社の創立１００年にあたる３月23日午後、創立の地である太田市で、群馬県水平社創立１００周年記念集会をひらき、学習・文化センターに２２２人が結集。物故者・功労者表彰や「関東水平社・群馬県水平社の創立と水平運動の展開」と題した記念講演をし、部落完全解放への闘いを誓い合った。

　内林房吉・県連委員長は、「不可侵・不可被侵」の精神と反戦の思いを強調。包括的な差別禁止法など、国際基準に則した法制度の早期制定に向けたとりくみを訴え、「記念集会を新たな出発点とし、部落の完全解放と人権が確立された「よき日」をめざし奮闘する」と決意を語った。

　「水平社宣言」は山田剛・県連青年部長が朗読。「解放歌」の発声は木闇乙女子・県連女性部長がおこなった。来賓からは、中央本部の西島委員長、山本一太・県知事、清水聖義・太田市長があいさつし、平田郁美・県教育長が紹介された。

　記念講演は、大阪人権博物館の朝治武・館長。オープニングでは東京朝鮮歌舞団が歌と踊りを披露した。