【広島支局】 「紀元節復活反対！平和・民主主義・人権を守る２・11ヒロシマ集会」が２月11日、広島市・広島弁護士会館でひらかれ、95人が参加した。憲法を守る広島県民会議（檀上正光・代表委員）など５団体が主催。

　開会あいさつをおこなった檀上代表委員は「いま、まさに憲法が危ない。「安保関連３文書」を改悪し、防衛力増強として敵基地攻撃能力の保有を前提とした大量の長距離ミサイルの保有など、決して許されない状況だ」とのべた。

　政平智春・県連副委員長が「「建国記念の日」を問う―改めて「元号」「日の丸・君が代」を考える」と題して講演した。政平副委員長は「天皇制は、支配のシステムであり、身分制度である。近世までの身分制度は、律令制度にもとづいて形成されていたが、近代は「明治憲法」にもとづいた近代身分制度によって形成されている。その方法は、虚構と暴力によって強制し、神話等を市民生活に浸透させ、海外侵略へと突きすすんだ。２・11も現代に神話を復活させるもの。内なる天皇制と闘おう」と訴えた。

　最後に「平和と民主主義、人権が守られる社会を築くため考え、行動していくことを誓う」とのアピールを採択した。