【鳥取支局】 鳥取県連の琴浦町協議会は昨年12月10日、大阪市内の平野地域を訪れ、人権のまちづくりの実践などの現地研修にとりくんだ。前日の世界人権宣言74周年大阪集会に参加した福本章・協議会副議長（県連委員）をはじめ３人が参加した。まちづくりのようすや、平野人権協会が管理する入船温泉（３０３８号既報）を視察した。

　部落解放運動の拠点だった旧市民交流センターをはじめ、平野支部の人たちの案内で地域内を視察し、高齢化やまちづくりの課題、住民交流などについて意見交換した。ＨＲＣコンサルティングの協力を得ながらの入船温泉では、運営状況などの説明を受け、財源やスタッフの確保に関する課題や、施設を拠点にした人権のまちづくりの実践について話を聞いた。入船温泉で働く人たちとも交流した｡

　福本副議長は「「一支部一起業」の実践を、地域の状況とともに聞くことができた。状況は違うが地元での運動に生かすことができれば」と語った。