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「文学賞」全部門で受賞を祝福 〜第50回へさらに多くの応募を
第49回部落解放文学賞

「解放新聞」(2023.08.25-3074)

多くの優れた作品が集まり、困難な選考を経て選ばれた受賞者たちが選者とともに記念撮影(8月5日・大阪市)

多くの優れた作品が集まり、困難な選考を経て選ばれた受賞者たちが選者とともに記念撮影(8月5日・大阪市)

 第49回部落解放文学賞の表彰式が8月5日午後、大阪市内のホテルでひらかれた。今回は、識字部門に12編、記録・表現部門に11編、小説部門に16編、詩部門に45編、児童文学部門に7編、戯曲部門に7編、評論部門に5編の計103編の作品のなかから、全部門で「部落解放文学賞」受賞作が選ばれ、受賞者・選者をはじめ63人が集って受賞を祝った。主催は部落解放文学賞実行委員会。

 西島藤彦・同実行委幹事(部落解放同盟中央執行委員長)が開会あいさつ。「いま、とくにネット上では自身の姿を隠した誹謗中傷、部落差別情報があとを絶たない、すさんだ社会状況がある。部落解放・人間解放への崇高な理念を、文化の創造、文学作品をとおして社会に広げ、文学の力を社会の変革につなげていきたい。第50回には、さらに多くの応募を」とよびかけた。実行委と最終選者・第1次選者からの出席者が紹介されたのち、鎌田慧・同実行委代表(ルポライター)が、出席した受賞者一人ひとりに表彰状を手渡した。各部門からの選評に続いて、出席した15人の受賞者がそれぞれ喜びの言葉をのべた。歯朶山加代・同実行委事務局長(部落解放同盟中央本部文化運動部長)が閉会あいさつし、恒例の記念撮影で式を終えた。

 第50回の節目となる次回は、10月31日を締め切りとして各部門の作品を募集中。(応募要項はこちら

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