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NEWS & 主張

活気あふれる行動を 〜関東女性集会で闘いを共有
埼玉

「解放新聞」(2023.10.15-3079)

主催者あいさつする平岡千枝子・関東甲信越地方協議会女性部連絡会代表(9月16日・さいたま市)

主催者あいさつする平岡千枝子・関東甲信越地方協議会女性部連絡会代表(9月16日・さいたま市)

狭山事件の事実調べ実現へいっそうの支援をよびかける石川一雄さん夫妻(9月16日・さいたま市)

狭山事件の事実調べ実現へいっそうの支援をよびかける石川一雄さん夫妻(9月16日・さいたま市)

 【埼玉】 部落解放第66回関東女性集会を9月16日、さいたま市内のソニックシティでひらき、関東甲信越地方協議会(関東ブロック)の女性ら177人が参加。集会テーマを「部落解放と男女平等社会の実現をめざし、戦争に反対し、反差別・平和・反貧困の共同のとりくみを推し進めよう!」とし、10の集会スローガンを掲げ、学習、意見交換し、闘いを共有、奮闘を誓った。

 主催は関東ブロックと同女性部連絡会。平岡千枝子・女性部連絡会代表は復刻版裁判の画期的な控訴審判決を説き、狭山再審実現と、来年の群馬全女に向けた活気あふれる行動を、と提起。片岡明幸・関東ブロック議長は差別の現実と狭山の現状を中心にあいさつした。

 石川夫妻も集会に参加。一雄さんは「不屈の闘志で闘う」、早智子さんは「鑑定人尋問実現に集中を」と訴え、分科会にも参加した。

 記念講演「人の世に熱と光を―水平社創立の思想に学ぶ―」は駒井忠之・水平社博物館館長。全水創立の「綱領」「宣言」「則」「決議」を中心に説き、「「寝た子を起こすな」では差別は解決しない。教育が大事。教育を変えられるのは運動の力」と語り、人間の尊厳の絶対的価値と寛容・包摂の社会の確立を強調した。

 来賓あいさつは植村中央女性運動部長と埼玉県知事(代読)。分科会は①思いを語ろう(解放運動入門)②活動を交流し合おう(反差別・反戦・平和)③狭山闘争。

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