【兵庫支局】 兵庫部落出身教職員の会（礎友会）と兵庫県連は９月10日、神戸市の兵庫区文化センターで解放講座をひらき、オンラインも含め60人が参加した。

　「地域教材を掘り起こす〜空白の14年を取り戻すいとなみを〜」をテーマに、太田恭治さん、浅尾篤哉さん、山﨑喜彦さんが報告。それぞれの地域の歴史と、芝居や絵本など教材化のとりくみを紹介した。

　井上浩義・礎友会会長はあいさつで、「解放学級があったころ、独自の教材で地域の歴史が語り継がれていたが、忘れられていく現実がある。先人の思いと、守り伝えたい歴史を共有したい」とよびかけた。