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狭山再審の実現を 〜同宗連が狭山現調
埼玉

「解放新聞」(2023.11.15-3082)

狭山現地をフィールドワークし、確定判決が合理的疑いに満ちていることを確認した(10月24日・埼玉県狭山市)

狭山現地をフィールドワークし、確定判決が合理的疑いに満ちていることを確認した(10月24日・埼玉県狭山市)

 【埼玉】 『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議は第37回「狭山」現地学習会を10月23、24日、埼玉県狭山市の富士見集会所でおこない、16教団と栃宗連、長野県同宗連から45人が参加した。石川一雄さん夫妻の話を聞き、講演とDVDで事件の概要と闘いの現状を学習。「自白」による犯行の筋書きを現地にたどるフィールドワークで、確定判決が数々の合理的疑いに満ちていることを確認し、再審実現へ思いを固めた。

 終了後、代表者は東京高検で要請行動を展開した。

 開会式で、同宗連企画委員会のおおとも(作字です)乃昶だいえい・委員長は「同宗連は、狭山事件は部落差別にもとづく人権侵害のえん罪事件として確信を深め、再審開始を求める活動をおこなっている。第3次再審請求が大きな山場、弁護団が鑑定人尋問を求めているなかでの学習会だ。学びを深め、一日も早い再審開始に」とよびかけた。

 講演は、石川夫妻と埼玉県連の小野寺一規・書記長。DVD上映は映画『造花の判決』と『冤罪を作り出す『取調べ』―狭山事件の場合』。フィールドワークは安田聡・中央狭山闘争本部事務局次長が案内した。分散会や交流会もおこなった。

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