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NEWS & 主張

国会前で憲法大行動 〜平和憲法を守る行動を誓う

「解放新聞」(2023.11.25-3083)

狭山現地をフィールドワークし、確定判決が合理的疑いに満ちていることを確認した(10月24日・埼玉県狭山市)

国会前に4000人が集まり声をあげた(11月3日・東京)

 日本国憲法公布77年を迎えた11月3日、「つなごう憲法をいかす未来へ」と掲げ、「11・3憲法大行動」が東京・国会正門前を中心にひらかれた。11月にもかかわらず暑い夏日になった午後、4000人が参加。改憲に反対し、憲法を守ろうと声をあげた。

 主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と、9条改憲NO!全国市民アクション。

 藤本泰成・総がかり行動実行委共同代表が主催者あいさつ。ウクライナ、パレスチナの状況にふれ、「憎悪と報復の連鎖を、報復ではなく、努力で止めよう」と提起。「日本社会は、侵略と植民地支配の歴史をみつめ、憎悪を乗り越えて平和をつくる力を持っているか」「平和憲法が内実をともなっているか」と問い、「平和憲法を守るため、ともに考え行動を」と訴えた。

 齊藤小百合・恵泉女学園大学教授と清水雅彦・日本体育大学教授がメインスピーチ。齊藤教授は「岸田政権が温存する家父長制的価値観のエッセンスは力での他者支配。憲法とは対極」と語り「憲法は私たちがともに生きる礎。次世代に引き継ごう」と訴えた。清水教授は「安保3文書がめざす自衛隊は従来の政府解釈で説明できない」と語り、岸田政権退陣を訴えた。

 辺野古訴訟や福島の「避難の権利」を求める全国避難者の会などから3人がリレートーク。高田健・総がかり行動実行委共同代表が行動提起した。国会議員は野党の5人が発言した。

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