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「部落探訪」の削除へ 〜全国での闘いにつなげよう
大阪

「解放新聞」(2023.12.15-3085)

裁判勝利と「部落探訪」の削除へ団結をよびかける赤井隆史・大阪府連委員長(11月25日・大阪市)

裁判勝利と「部落探訪」の削除へ団結をよびかける赤井隆史・大阪府連委員長(11月25日・大阪市)

 【大阪】 全国各地の被差別部落をインターネットでさらし続けている「部落探訪」(示現舎・鳥取ループが運営)記事について、大阪府内の男性が削除を求め大阪地裁に仮処分申し立て(11月6日。3084号既報)をおこなったことを受け、大阪府連は11月25日午後、大阪市のHRCビルで「「部落探訪」削除裁判にむけた総決起集会」をひらき、会場・リモート参加をあわせ、およそ100人が参加。京都府連、和歌山県連、滋賀県連からも代表者が参加した。

 集会では、裁判闘争勝利に向けた行動提起のほか、弁護士から仮処分・本訴への争点整理などが報告された。原告と支部の代表者も決意表明。中央本部からは片岡副委員長がかけつけ、連帯のあいさつをおこなった。来月には埼玉での申し立ても予定されるなか、全国での闘いに先駆けたとりくみとなった。

 決意表明をおこなった原告は、「鳥取ループ・示現舎は私たちの地域を歩きながら、私たちを愚弄し、部落差別を拡散させた。この差別行為を放置することは絶対にできない、と原告になることを決断した」と原告として立ち上がるまでの心境をのべながら、支援をよびかけた。

 主催者代表あいさつをおこなった赤井隆史・府連委員長は、「「全国部落調査」復刻版出版差し止めについての裁判では東京高裁で「差別されない権利」を認める判決が出たが、インターネット上での被差別部落をさらす行為をなくす闘いは、この仮処分そして裁判の闘いが本丸だ。府連総体として支え、頑張り抜く意思統一をおこなう、今後の闘いの第一歩となる集会に」と強調した。閉会あいさつは岡井寿美代・府連副委員長がおこない、裁判闘争勝利へ団結がんばろうで、閉会した。

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