【東京】 第９回きねがわスタンプラリーが10月15日、東京・墨田区の木下川地域でひらかれた。墨田区社会福祉会館などが２０１５年からとりくんでいるもので、雨のなか区内外から親子連れなど４００人が参加した。

　展示見学のほか、車いすホッケー体験や革細工作りコーナーも盛況だった。

　産業・教育資料室きねがわでは、皮革カードケース作りと牛革と豚革にカービングされた「旅する黒べえ展」にとりくんだ。展示は絵本『よみがえった黒べえ』（木下川解放子ども会・東京都連墨田支部が発行）から牛の黒べえが飛び出し人権の旅をするもの。レザーカービングは、専用の道具で革に模様を刻んで凹凸をつくる技法で、多くの人が見入っていた。都立皮革技術センターでは、施設公開のほか皮革巾着づくり体験などがおこなわれ、皮革の魅力を体感する一日となった。