【大分支局】 県連は11月12日、大分市のソレイユで２０２３年度第４回大分県高校生・中学生友の会拡大会議をひらき、午後は大分駅前で狭山再審を訴えるビラ配布活動にとりくんだ。

　拡大会議では、これまでに学習した内容を思い起こしながら、配布するビラの読み合わせをおこなった。また、部落への見込み捜査や、石川さんが文字を奪われた原因など、部落差別によるえん罪事件であることをあらためて確認。ビラで紹介している証拠「石川さんと脅迫状の筆跡の違い」なども学習した。

　大分駅前では同盟員や部落解放共闘大分県民会議の仲間も合流し、21人でビラ２００枚を配布した。ビラの裏面には、「狭山事件の再審開始を！私たちの思い」と題して、「石川さんは無罪判決が出るまで両親の墓参りをしないと聞いた。石川さんが元気な内に無実を勝ち取りたい」など、各地区での学習会で一人ひとりが書いたコメントも掲載。街宣文も友の会の２人が読みあげた。

　コロナ禍で４年ぶりでもあり、友の会の中高生にとってははじめての街宣。事前学習会では「あまり配れないかもしれないけどがんばりたい」「渡すのは不安だけど、石川さんの無実は知らせたい」と不安ものぞかせた。しかし「今年で不当逮捕60年、石川さんの体調を考え、できることをしたい」と目標どおりに配りきった。