同和問題に取り組む全国企業連絡会が昨年12月８日、「希望を未来につなげる兵庫〜誰一人取り残さない社会をめざして〜」をテーマに、神戸市の神戸芸術センターで第40回全国集会をひらいた。加盟企業などから７２３人が参加。中央本部から西島委員長が出席した。

　兵庫人権啓発企業連絡会代表幹事会社の住友電気工業から中田将稔・上席常務執行役員が開会あいさつ、「集会を通じていま一度、企業としての立場で人権確立、平和実現へとりくもう」とよびかけた。

　来賓あいさつで西島委員長は、同企連の日頃のとりくみに感謝をのべるとともに、公正な採用選考へ企業としてとりくみ、すべての企業に発信をと訴えた。

　「ＬＧＢＴＱ＋フレンドリーな取り組みがもたらす企業価値の向上」と題して明石市政策局インクルーシブ推進室の増原裕子さんが記念講演。「ＬＧＢＴＱ＋などだれもが働きやすい環境をつくることが、パフォーマンスの向上や離職防止につながる」とのべ、安心して働き続けられる企業づくりをよびかけた。

　記念イベントでは、関西を中心に活動するサクソフォンカルテットのコパン、パーカッショニストの木村琢磨さんが「世界を繋ぐ音楽」をテーマに演奏した｡次回は大阪府内でひらく予定｡