【大分支局】 大分県連は昨年12月17日、県内の中学生・高校生の交流会をおこない、50人が参加した。

　午前中は、宇佐市教育会館で県連の松本章・書記次長のあいさつ後、「戦争は最大の人権侵害である」ことを学ぶため、宇佐市平和資料館をはじめ市内に残る戦争遺跡である城井（じょうい）１号掩体壕（えんたいごう）（軍用機を空襲から守る壕）、爆撃の痕に水がたまってできた爆弾池などを訪れた。資料館では、宇佐海軍航空隊の歴史や、宇佐への空襲、宇佐から出撃した特別攻撃隊（特攻隊）、市内の戦争遺跡の解説など展示を見て、中学生・高校生らにとって戦争の悲惨さと命の大切さを学ぶよい機会になった

　午後から宇佐市立北部中学校に移動。聴覚障害があり、現在は社会人サッカークラブＦＣバレイン下関所属でデフサッカー日本代表の西大輔・選手とデフサッカーについて学習。さまざまな苦労があるが、支え合うことの大事さ、好きなことに一生懸命とりくむことの大切さを学んだ｡