「解放新聞」(2024.01.25-3089)
【大阪】 リバティおおさかが昨年12月9日、大阪市内のエル・おおさかで報告集会をひらき、同3月30日の報告集会で正式発表した所蔵人権資料の大阪公立大学への移管の実現へ、寄付金募集に協力を要請した。
石橋武・理事長の主催者あいさつ後、赤井隆史・大阪府連委員長が連帯あいさつ。公立大への移管の意義を▽幅広い層のカバー▽フェイク情報への対抗▽人権の公益性から説き、2億円の寄付金募集活動への連帯をよびかけた。髙橋定・専務理事(府連書記長)は公立大への移管の意義と寄付金募集の意義を報告。1985年の開館から閉館まで35年間に170万人を迎え、水平社100周年の再開を断念後は23年4月に大阪公立大との移管協議会を発足。25年度の展示公開をめざし、収蔵庫整備など初期費用にあてる寄付金2億円を「支える会」中心に募りたいとのべた。リバティ学芸員の吉村智博さんからは公立大との協議の現状、事務局長の前田朋章さんからは寄付金募集の詳細が報告された。
集会前日の8日から13日までエル・おおさか内のギャラリーでは「はじめての移動人権展3「太鼓って何だろう〜職人の技と文化」」が開催され、集会後には多くの参加者が、太鼓の実物、皮なめしから始まる太鼓作りの歴史や工程、世界の多様な太鼓の紹介などを見学していた。
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