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劇などで歴史たどる 〜解放文化祭4年ぶりに華やかに
長崎

「解放新聞」(2024.03.15-3095)

世代を越えた合唱が披露された(2月17日・長崎市)

世代を越えた合唱が披露された(2月17日・長崎市)

 【長崎支局】 中国の春節に開催される長崎ランタンフェスティバルでにぎわった2月17日午後、長崎支部は第37回解放文化祭を長崎市平和会館でひらき、80人が参加。ランタンフェス同様、解放文化祭も4年ぶりのフル開催となり、劇や合唱など華やかな演目を披露した。

 子ども会の学習発表としてスタートした解放文化祭。子どもの人数減少で開催が危ぶまれた時期もあったが、教員を中心に多くの人の協力があり、現在では県内外から出演者が集まるイベントとなった。コロナ禍でも、開催方法や内容を工夫して実施してきた。

 今年は4年ぶりに従来型のプログラムでの開催。多くの人がステージに上がっての合唱や、子どもたちの劇を上演した。中高生で構成する「ウラカミ雑草の会」は、「水平社宣言」の起草と創立大会をモチーフにした劇で、宣言が読み上げられたラストのシーンでは創立大会さながらの万雷の拍手が送られた。支部の朗読劇では、4年後に100周年を迎える長崎県水平社の当時のエピソードが語られた。

 最後は、市・県教育委員会や県人権教育研究協議会のメンバーによる演奏・合唱に子どもたちも加わり「翼をください」の全員合唱で締めくくられた。

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