「解放新聞」(2024.05.05-3100)
『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議は4月17日午後、大阪市内の立正佼成会大阪普門館で第44回総会をひらき、37加盟教団、3協賛団体、9都府県「同宗連」の代表など72人が出席した。事業計画や予算などを決め、部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消へいっそう連帯を深め、とりくむことを確認した。
総会後、「マジョリティの特権を可視化する〜自分事として差別をとらえるために〜」をテーマに、出口真紀子・上智大学教授が記念講演をおこなった。
開会式では、戸田光隆・議長(曹洞宗)があいさつし、部落解放同盟の西島委員長が来賓あいさつ。「全国部落調査」復刻版出版事件裁判や狭山第3次再審闘争の現状について報告し、同宗連のいっそうのとりくみに期待したいと祝辞をのべた。都府県「同宗連」を代表し、伊藤忠茂・大宗連議長、会場提供団体からは猿樂年央・立正佼成会大阪教会理事、西日本教区長があいさつした。
議事では、新型コロナ感染症拡大の影響で制限開催していた各研修会を対面開催で再開したことをはじめ、各委員から報告があり、今年もいっそう工夫をして実施することを確認した。
閉会あいさつは、山田歌・副議長(大本)がおこなった。
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