「解放新聞」(2024.06.15-3104)
【広島支局】 県連は2月29日、「是旃陀羅」問題の研修状況をめぐる浄土真宗本願寺派備後教区との意見交換会を尾道市人権文化センターでおこない、教団からは岡嵜秀恵・備後教区教務所長らが出席した。
2018年に教団がテキストを作成、全国523組で研修すると約束していたことを受けておこなったもので、実施状況や研修内容について意見をかわした。
教区の坂原英見・時局対応委員は、「十分理解がすすんでいない。差別の現実に学ぶことが必要だと感じている」とのべた。
県連からは、①研修の内容、問題点、課題を明らかにしなければ真剣に向きあっているとはいえない②テキストは、「旃陀羅」を穢多のことと説いてきたことは反省しているが、「必要な語」としている。文脈上明確な差別で、当事者は納得できるものではない、などと指摘。教区から、あらためて中間的な報告をしたい、とのべた。
このほか広島同宗連の活動の活性化などについても意見が出された。
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