「解放新聞」(2024.07.05-3106)
「とめよう日本の軍事化、つくろう平和な世界を」をスローガンに、5月18日、「5・15沖縄平和行進」がおこなわれた。全国から2000人を超える人々が参加、部落解放同盟も埼玉、奈良、兵庫、広島、香川など各地から共闘する仲間とともに参加した。
前日の結団式は那覇市の琉球新報ホールでおこなわれ、フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)の藤本泰成・顧問が基調講演。沖縄と連帯する意義を訴え、とりくみへの決意を固めた。
行進では、宜野湾市役所から北と南の2コースにわかれ、辺野古新基地建設反対などを訴えた。大音量での妨害行為のなか、普天間飛行場を囲む形で約7㎞を2時間あまりかけて歩き、基地の広さを体感した。
ゴールとなる宜野湾市立グラウンドでは、「5・15平和とくらしを守る県民大会」がひらかれた。主催は5・15平和行進実行委員会で、平和フォーラムが共催した。
集会では、幸地一・実行委員長、染裕之・平和フォーラム共同代表らがあいさつ。玉城デニー・沖縄県知事も来賓あいさつし、「辺野古新基地建設は県民の理解を得ていない。沖縄戦の教訓、平和を希求する心を次世代に引き継ごう」と訴えた。海外ゲストからもアピールを受け、大会宣言を採択した。
平和行進の前後には、それぞれフィールドワークなどをおこなった。
香川県連は、平和労組を中心とした香川行進団として参加し、平和記念公園や糸数ガマ、普天間基地や嘉手納基地の周囲などを歩いた。
兵庫県連からは、平和友好祭(日本青年学生平和友好祭兵庫県実行委員会)の「オキナワ青年の旅」として県連青年部が参加し、行進や平和学習のほか、辺野古新基地建設に反対する座り込み行動にも参加。「非暴力で抗議する人が、警察にどのように排除されていくかを目のあたりにした」と感想をよせた。
(本文は参加各支局版から抜粋して掲載。写真は埼玉県連、香川県連提供)
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