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人権確立社会へ奮闘を 〜県水平社100周年レセプションで決意
香川

「解放新聞」(2024.08.05-3109)

功労者・物故者表彰を受けた組織内外の運動家とともに記念撮影(7月12日・香川県丸亀市)

功労者・物故者表彰を受けた組織内外の運動家とともに記念撮影(7月12日・香川県丸亀市)

 【香川】 香川県水平社創立100周年記念レセプションを7月12日夕、丸亀市内のホテルでひらき、同盟員、行政・教育、共闘団体から280人が参加した。来賓として池田豊人・県知事、淀谷圭三郎・県教育長や、地元選出の国会議員、自治体議員が出席。中央本部からは西島委員長が出席した。主催は香川県連。

 谷生右京・県連執行委員が進行を務め、「水平社宣言」を吉田賀永子さんが朗読。功労者・物故者表彰では、和泉義博、岡本俊晃・両県連顧問など、部落解放運動や研究などに尽力した13人の功績をたたえた。

 あいさつで北山武・県連執行委員長は「社会が不安定になるときにデマや差別被害を受けるのは社会的弱者。差別をなくそうと県水平社を組織した先人が運動に込めた精神とその神髄を受け継ぎ、平和で互いを認め合う社会の実現をめざそう。みなさんとともにきょうの会をもてたことも運動の成果。部落差別がある限り断固として闘う決意。ともに歩みをすすめよう」とよびかけた。西島委員長は部落解放運動と連帯する幅広い運動に期待する、とあいさつした。功労者表彰では香川人権研究所の根本博愛・名誉理事長があいさつし「憲法をどのようにして私たちの血と肉にするのかが語りかけられている。日常での憲法の具現化が一歩でも前にすすんでほしい」と思いを語った。乾杯の発声は、山下隆章・香川人権研究所理事長がおこなった。県知事や県教育長、共闘団体の代表らもスピーチした。

 アトラクションでは、丸亀市の金山獅子組が獅子舞を披露。鍾や太鼓にあわせ迫力たっぷりに舞う毛獅子が会場をまわった。閉会あいさつをおこなった大藤正孝・県連執行副委員長は解放運動への連帯・共闘にお礼をのべながら、いっそうの奮闘をよびかけ。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と高らかに宣言し、会を締めくくった。

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