pagetop

NEWS & 主張

運動の歩みと部落史をテーマに 〜在京メディアを対象に都内でフィールドワーク
中央本部

「解放新聞」(2024.08.05-3109)

二つの講演のあと、段左衛門の屋敷跡を中心に吉原などを歩いた(7月12日・東京)

二つの講演のあと、段左衛門の屋敷跡を中心に吉原などを歩いた(7月12日・東京)

 放送・新聞の在京メディアを対象としたフィールドワーク「弾左衛門エリアと小塚原を歩く」を7月12日、東京・解放会館で開催した。部落解放・高野山人権夏期講座に参加したメディア関係者から「東京でも、大阪のマスコミ懇談会のような部落解放運動史をはじめとした人権問題を学ぶとりくみを実施してほしい」との要望に応えたものだ。中央本部が主催し、東京都連、東日本部落解放研究所、解放出版社が協力。日本テレビ、TBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビ、東京新聞、朝日新聞から28人が参加した。

 赤井中央書記長のあいさつを皮切りに、午前は吉田勉・東日本部落解放研究所副理事長が「東京の部落史を学ぶ」を、近藤登志一・東京都連書記長が「東京の部落問題と差別を許さない社会づくり」をテーマに講演した。

 午後は、鳥山洋・東日本部落解放研究所事務局長と吉田副理事長をナビゲーターに、2班にわかれフィールドワーク。最初に弾左衛門エリアを歩いたあと、吉原遊郭の入り口跡である吉原大門、吉原の遊女を葬ったために「投込み寺」ともよばれる浄閑(じょうかん)寺、小塚原刑場の旧跡に位置する回向(えこう)院などを見学し、部落史などを学習した。

 フィールドワーク終了後には懇親会をひらき、参加者からは、「メディアにいながら、東京に被差別部落があることを知らなかった。驚きとともに、とても勉強になった」、「今後こうしたとりくみを継続的におこなってほしい」など、さまざまな感想が寄せられた。

(解放出版社 村田浩司)

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)