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旧浦上町で追悼法要 〜コロナ禍をへて通常開催
長崎

「解放新聞」(2024.08.25-3111)

追悼法要のようす(8月9日・長崎)

追悼法要のようす(8月9日・長崎)

 【長崎、九州ブロック編集協力員】 長崎市・旧浦上町の共同墓地での「原爆犠牲者追悼法要」は2020年いらい、新型コロナウイルス感染症の影響で通常の開催ができず、また、昨年は台風のため、中止となった。今年は8月9日、数年ぶりに例年どおりにひらかれた。

 主催は長崎郷土親興会。

 前日の8日夕方、墓地敷地内の通路を覆う縦長のテントが久しぶりに倉庫から取り出された。手伝いにかけつけた学校教員のほとんどは、このテント自体を初めて見る。部落解放同盟長崎支部員の指示を受けながら汗を流した。教員たちだけではなく、支部のメンバーも顔ぶれが新しくなり、コロナ禍による数年間の空白が感じられた。

 9日朝、最初に墓地を訪れたのは、原水禁長崎大会への県外参加者。初めての参拝に戸惑う人や、数年ぶりの再会を喜ぶ姿があった。10時30分の法要前には、平和公園の式典に参加する自治体議員が支部員からお茶を受けとる姿や、子ども会の子どもたちが墓地の人たちに手を振って登校する姿に、例年の8月9日を実感した。法要では、親興会会員をはじめ、長崎市、部落解放同盟からあいさつし、読経のなか、11時2分に黙とうをおこなった。

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