pagetop

NEWS & 主張

教室から平和と人権を〜分科会で学びと交流深め
全国識字経験交流集会

「解放新聞」(2024.10.25-3117)

1日目の全体集会では山﨑副委員長が「識字教室の継続と発展を」と開会あいさつした(9月28日・和歌山市)

1日目の全体集会では山﨑副委員長が「識字教室の継続と発展を」と開会あいさつした(9月28日・和歌山市)

 部落解放第20回全国識字経験交流集会を9月28、29日、和歌山市内のホテルなどを会場にひらき、8府県から97人が参加した。

 山﨑副委員長は、愛知県で1990年にあった国際識字年集会での「日本に非識字はない」との発言に、会場近くの被差別部落で識字教室をおこなっているとのべた経験を交え、「現在は若年者の非識字問題もあり、今後も識字教室の継続と発展を願う」と主催者あいさつ。地元から藤本哲史・和歌山県連執行委員長があいさつした。歯朶山文化運動部長の基調提案後、大阪教育大学名誉教授の森実さんが「「識字はやっぱり宝やで」〜各地の学級を訪問して」と題し、特別報告①をおこなった。全体集会終了後、森さんによる支援者向け「識字・人権ディフェンダーをはぐくもう」の分科会では、識字学級での人権課題への向き合い方をワークショップで学び、「思い」を語り合う三つの分科会では、互いのとりくみや悩みを交流し合った。懇親会で、さらに交流を深めた。

 2日目は特別報告②として、和歌山市善明寺支部識字学級の山本はつ美さんら3人が紙芝居「平和への願い―戦争と私達―」を発表。各分科会報告後、歯朶山部長が集会のまとめをおこない、閉会した。(詳報予定)

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)