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NEWS & 主張

狭山現地で学習と調査 〜関東甲信越ブロック共闘会議
埼玉

「解放新聞」(2024.11.05-3118)

狭山事件の「自白」コースを歩いて矛盾を確認した(10月2日・埼玉県狭山市)

狭山事件の「自白」コースを歩いて矛盾を確認した(10月2日・埼玉県狭山市)

 【埼玉】 部落解放関東甲信越ブロック共闘連絡会議が10月1、2日、第23回総会・交流会を埼玉県狭山市の富士見集会所でひらき、加盟する共闘組織から50人が参加。それぞれの活動を報告したほか、石川一雄さん、早智子さんと交流し、現地調査もおこなった。

 主催者あいさつでは、関ブロ共闘から高草木悟・群馬県民共闘議長が、\_c12070袴田さんに無罪判決が出された。つぎは石川さんだ。無罪判決をかちとるまで支援を。再審をすみやかにすすめられる法整備を早期に実現させよう」と訴え、部落解放同盟からは片岡明幸・関東甲信越ブロック議長があいさつした。

 来賓あいさつで山﨑幸治・部落解放中央共闘会議副議長が連携と連帯を訴え、開催地を代表して前原朝子・埼玉県共闘議長が「心をあわせてとりくもう」とよびかけた。

 活動報告などを提案、承認し、活動方針では①部落解放・人権政策確立②狭山再審を求めるとりくみ③地域・職場に根ざした部落差別撤廃のとりくみ④組織の強化・拡充、を活動目標として提案、承認した。

 各県共闘会議の活動報告では、公正採用選考を求める要請行動や狭山事件を広く市民にアピールするとりくみのほか、「部落探訪」新潟訴訟、埼玉訴訟の現状などが報告された。

 総会後は、片岡議長を講師に狭山第3次再審闘争の現状について学習会をおこなった。有罪の証拠とされている万年筆に関して、「発見」のおかしさや、弁護団が求めているインク資料鑑定の経緯などを解説した。

 石川一雄さんからの訴えでは、獄中での袴田巖さんのようすや、文字、短歌などとの出会いを語ったほか、「再審がはじまれば私は無罪。実現のため支援を。えん罪が晴れたら、えん罪被害者支援や「再審法」改正のためにとりくみたい」とのべた。

 石川早智子さんは、狭山再審闘争と就職差別撤廃のとりくみに敬意をあらわすとともに、「11月の市民集会に多くの参加を。地元でも市民や議会に「再審法」改正を働きかけてほしい」と訴えた。

 今は体力は落ちていますが、私の闘魂は衰えることはありません。

 「3次の次はない」との決意で闘い抜きます。

 闘いの中でまた皆様と元気で出会えますことに心から感謝し、私の挨拶と決意に代えさせていただきます。

 再審に燃え 昭和 平成 令和の中 岩窟がんくつわれ いを生き抜く

 2024年10月31日

石川 一雄
狭山支援者各位

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