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NEWS & 主張

改憲と戦争に反対し 〜命と暮らし 人権の社会求め
11・3国会大行動

「解放新聞」(2024.11.25-3120)

日本国憲法公布78年に国会前に2300人が結集し、とりくみを誓い合った(11月3日・東京)

日本国憲法公布78年に国会前に2300人が結集し、とりくみを誓い合った(11月3日・東京)

 日本国憲法公布78年の11月3日午後、東京・国会前で「憲法変えさせない!戦争反対!今こそ平和と人権」と掲げて「11・3国会大行動」がひらかれ、2300人が結集、部落解放同盟も参加した。衆院選で衆院議席の3分の2を割った改憲勢力の巻き返しを許さず、来年の参院選に向けて市民と野党の共闘を大きく広げ、命と暮らしと人権が大切にされる社会と政治を実現しようと声をあげた。

 主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクション。

 総がかり行動実行委の染裕之・共同代表は「有権者は与野党勢力が拮抗する緊張感のある政治状況を選択した」と衆院選をふり返り「改憲勢力が3分の2を下回ったが、十分な警戒を要する」と主催者あいさつ。「長期政権のおごりや緩みが金権腐敗政治を生み、数の力を頼りに国会の議論も軽視する強権政治が続いた。国会でしっかり立憲野党を支えよう」と訴えた。

 安全保障関連法に反対する学者の会の高山佳奈子・京都大学教授は、被爆国日本の使命は核禁止と軍縮、「戦争放棄が戦後の再出発点。放っておくと軍国主義化するからだ」と語り、安保理決議なく日本を軍事制裁対象にできる国連憲章の「敵国条項」も指摘、「軍事施設増強は攻撃を呼び込む」と訴えた。国会議員や市民の報告もおこなわれた。

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