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再審求める正論高め 〜中学生が学習と街宣、ビラ配布し支援を訴え
大分

「解放新聞」(2024.12.05-3121)

緊張をのりこえて街宣にとりくんだ(11月10日・大分市)

緊張をのりこえて街宣にとりくんだ(11月10日・大分市)

 【大分支局】 県連は11月10日、大分市のヒューレおおいたで2024年度第3回大分県高校生・中学生友の会拡大会議をひらいた。会議では、DVD『ニュースの記憶追跡「狭山事件」半世紀の謎』を視聴し、午後からの狭山ビラ配布について意見交換、ビラの内容について学習をした。

 今回は袴田事件の再審無罪が確定したことを受け、世論が検察や司法制度に注目していることも狭山再審のきっかけになると確認した。「狭山事件は部落差別によるえん罪事件」といわれる理由については、①部落への見込み捜査をしたこと②なぜ石川さんが文字を奪われたのか③なぜウソの自白をしたのか④今回のビラに載せている「石川さんと脅迫状の筆跡の違い」や「被害者の万年筆のねつ造」に焦点をあてて学習した。

 午後は大分駅前で、友の会のメンバー10人のほか同盟員、部落解放共闘大分県民会議からも参加し、ビラ200枚を配布した。ビラには、「狭山事件の再審開始を!私たちの思い」と題して、各地区学習会で一人ひとりが書いたコメントを掲載。街宣文も高校生二人が読みあげた。

 はじめは狭山のゼッケンをつけることに緊張していた友の会メンバーも、1枚でも手渡しできると自信になり、最後は目標どおりに配り終えた充実感で記念写真を撮った。

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