第41回同和問題に取り組む全国企業連絡会全国集会が12月６日、高槻市の高槻城公園芸術文化劇場でひらかれ、加盟団体から９００人が参加。中央本部から西島委員長が出席し、あいさつした。主催は実行委。

　大阪同和・人権問題企業連絡会の丸山明宏・理事長は開会あいさつで、「来年は「部落地名総鑑」事件発覚から50年。あらためて企業の立場で差別解消にとりくもう」とよびかけた。

　記念講演を、日本で初めてアフリカ出身の大学学長を務めたウスビ・サコ京都精華大学教授がおこない、記念イベントでは、大阪を拠点に活動する和太鼓集団「絆」が演奏を披露。谷本直也・代表理事が太鼓職人と部落差別の関わりを解説し、参加者による演奏体験もおこなわれた。

　閉会あいさつでは、京都人権啓発企業連絡会の深沢信介・代表理事が、「一人ひとりのアイデンティティを尊重し企業活動を」とよびかけた。