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宗教者らが人権研修 〜差別戒名墓石の法要も
京都

「解放新聞」(2024.12.25-3123)

 【京都支局】 差別戒名墓石前法要が10月18日、京都市の智積(ちしゃく)院でおこなわれた。今年で32回目。京都同宗連の各教団代表らが参加、府連からも古谷宏・書記次長が出席した。京都市伏見区で府内ではじめての差別戒名墓石が発見され、1992年に智積院で安置されていらい毎年おこなわれているもので、2022年に新潟県佐渡市でみつかった差別戒名墓石も同院に安置されている。

 法要後、高岡聖道・京都同宗連議長は「とりくみの継続が重要」とのべ、古谷書記次長も、「亡くなってもなお、差別された人がいた。故人が安らかに眠れるように」と祈った。

 つづいて京都府宗教法人関係者人権問題研修会が、京都市の真宗教化センター・しんらん交流会館でひらかれた。京都府、京都府宗教連盟、京都同宗連の共催で、山口県人権啓発センターの川口泰司・事務局長が講演した。

 川口さんは、「ほとんどの人は、自分は差別しないと思っている」としたうえで「苦しむ人が声をあげ、市民社会が、見過ごされてきたハラスメントに関心をもちはじめた。変化する人権状況に無関心では無自覚に人を傷つけてしまう。あらためて「差別しない」といえるか、見直すときではないか」と問いかけ、一緒に考えようとまとめた。

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