【香川支局】 部落解放地方共闘四国ブロック交流集会が昨年11月16、17日、愛媛県松山市の四国ろうきん松山ビルでひらかれ60人が参加した。

　四国ブロック平和フォーラムの早川浩由・議長は主催者あいさつで、「学びを、職場や地域に持ち帰り、若い世代と語り合い伝えるとりくみを」とよびかけた。地元報告を、愛媛県連松山市連絡協議会の松尾幸弘・事務局長がおこない、愛媛県水平社創立から八幡浜闘争や国鉄内での差別糾弾闘争などを中心に解説した。

　記念講演では、部落解放愛媛県共闘会議の越智勇二・議長が「水俣病を隠し続ける中で解放運動と出会って」と題して、部落解放運動との出会いから水俣病認定申請をおこない、家族とともに部落解放運動や水俣病運動をすすめたある活動家の闘いを紹介した。

　２日目のフィールドワークでは、東温（とうおん）市を松尾事務局長の案内で歩き、愛媛県水平社創立大会や高松差別裁判闘争について学んだ。