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市民の声で狭山を動かせ〜地方研究集会でシンポ
徳島

「解放新聞」(2025.04.05-3134)

「市民の声で狭山を動かそう」をテーマにシンポジウム(1月27日・徳島市)

「市民の声で狭山を動かそう」をテーマにシンポジウム(1月27日・徳島市)

 【徳島】 「すべての力を集めて「部落解放・人権政策」を確立しよう。反差別・人権の確立・福祉の向上をめざした県民運動を展開しよう」をスローガンに第45回部落解放・人権徳島地方研究集会が1月27、28日に徳島市内のあわぎんホールでひらかれ、850人が参加した。主催は部落解放徳島地方共闘会議や部落解放同盟徳島県連などでつくる集会実行委。

 全体会では西島委員長が「今後の部落解放運動への想い」として基調講演。また「市民の声で狭山事件を動かそう」をテーマにパネルディスカッションにもとりくみ、マスコミや被差別当事者、労働者、市民団体の仲間が登壇。狭山再審開始実現へのとりくみや思いが語られた。会場では狭山パネル展もとりくまれた。

 2日目には全6課題別の分科会のうち「ジェンダー平等」をテーマにした第6分科会で山﨑鈴子・愛知県連書記長(中央副委員長)が「複合差別〜部落差別と女性差別〜交差性差別と向き合って」と題し報告をおこなった。

 主催者を代表しあいさつした島和久・実行委員長(連合徳島会長)は、徳島県水平社創立から100年を迎えた昨年をふり返りながら、徳島での部落解放運動の歩みに学ぶとともに、今日までに多くの差別事件が発生していた事実も見つめ、運動の方向性を考える契機になったとのべ、狭山再審開始の実現とともに部落差別をはじめとする差別の撤廃と人権確立に向けた実り多い集会に、とよびかけた。開会行事では、勝川雅史・徳島県生活環境部長(後藤田正純・県知事あいさつ代読)などが来賓あいさつした。

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