「解放新聞」(2025.04.15-3135)
【滋賀支局】 部落解放研究第32回滋賀県集会が2月15日、米原市の文化産業交流会館を主会場にひらかれ、1300人が参加した。主催は実行委。集会では、「冤罪を追う」と題して、ルポライターの鎌田慧さんが記念講演。入門講座と五つの分科会で学習を深めた。
主催者あいさつで、小林正典・実行委員長(滋賀人企連)は、「「部落地名総鑑」事件から50年、いまも不適正な実態がある。事件の教訓や、部落差別を含め、新たな人権課題にどう向き合うか議論を」とよびかけた。
丸本千悟・県連執行委員長はあいさつで、県内で起きた二つのえん罪事件を例に、「検察による抗告が裁判を長期化させた。一人ひとりの人権を守るためにも「再審法」改正に注目を」と訴えた。また、会場では県内各支部や作業所などによる、かすうどんや革製品販売、豚肉の「さいぼし」づくり実演もおこなわれ、「被差別部落の文化にふれてほしい」とよびかけた。
分科会は、就職差別撤廃や平和と人権、部落問題学習をテーマにおこなった。
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