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石川さんの無実確認〜連合と中央共闘が狭山現調、第4次再審の勝利誓う

「解放新聞」(2025.04.25-3136)

「夫の60年の闘いを決してムダにはしない」と第4次再審勝利に向けた決意を語り、支援を訴える石川早智子さん(4月11日・埼玉県狭山市)

「夫の60年の闘いを決してムダにはしない」と第4次再審勝利に向けた決意を語り、支援を訴える石川早智子さん(4月11日・埼玉県狭山市)

復元された石川一雄さん宅のある狭山闘争勝利現地事務所で、位牌に線香をあげる杉山寿英・連合連帯活動局長(4月11日・埼玉県狭山市)

復元された石川一雄さん宅のある狭山闘争勝利現地事務所で、位牌に線香をあげる杉山寿英・連合連帯活動局長(4月11日・埼玉県狭山市)

 日本労働組合総連合会(連合)と部落解放中央共闘会議(中央共闘)は4月11日午後、埼玉県狭山市・中央公民館で人権フィールドワークを共催し、25人が参加した。狭山事件について、講演を受け、確定判決(1974年10月31日・東京高裁)による犯行経路をたどり検証。合理的疑いに満ちたえん罪であり、第4次再審勝利と「再審法」改正に向けて思いを新たにした。

 北野眞一・連合副事務局長(中央共闘副議長)は「ありもしない罪で投獄され、人生を奪われた石川一雄さんの無念によりそっていただければと思う。「再審法」改正が必要なのは言うまでもない」と語り、狭山再審、「再審法」改正、差別撤廃へのとりくみ強化を訴えた。

 部落解放同盟は片岡副委員長、赤井書記長らが参加。片岡副委員長は「被差別部落にたいする差別的な予断と偏見のなかでつくられたえん罪事件だ」と報告し、支援を要請。石川早智子さんは「夫の60年の闘いを決してムダにはしない」と語り、一雄さんの短歌数首を紹介して「遺志を心につないでいただきたい」と訴えた。

 講演は小野寺一規・埼玉県連書記長。現地調査案内は安田聡・中央狭山闘争本部事務局次長と小野寺県連書記長。司会進行は杉山寿英・連合連帯活動局長。まとめは小林美奈子・中央共闘事務局長がおこなった。

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