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菊池事件をテーマに講演会〜ハンセン病差別のえん罪と
奈良

「解放新聞」(2025.05.15-3138)

 【奈良支局】 現在、第4次再審請求が闘われている「菊池事件」の弁護団共同代表を務める德田靖之・弁護士の講演会が2月23日、奈良市の東大寺ミュージアム・金鐘ホールでひらかれ300人が参加した。

 主催は、奈良県連、差別をなくす奈良県宗教者連帯会議、架け橋\ 長島・奈良を結ぶ会などでつくる実行委。

 德田さんは、「無らい県運動」と「らい予防法」について市民の差別意識が醸成された経過を解説。菊池事件のほかにもハンセン病患者の刑事裁判95件すべてが「特別法廷」でおこなわれていたことを紹介。菊池事件について、証拠や証言など、捜査や司法の矛盾と差別性を指摘し、背景にはハンセン病患者への差別があった、と強調した。

 閉会あいさつで伊藤満・県連委員長は「再審法」改正への機運の高まりをあげながら、運動を強めていこう、とのべた。

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