「解放新聞」(2025.0615-3141)
狭山事件の再審を求める市民集会「石川一雄さん追悼! 狭山第4次再審闘争勝利! 東京高裁は再審開始を!」を5月23日、東京・日比谷野外音楽堂でひらき、全国各地から1200人が結集。3月に死去した石川一雄さんの遺志を継ぎ、第4次再審請求に立ち上がった石川早智子さんを支え、再審開始――無罪判決をかちとるまで闘い抜こうと誓い合った。主催は実行委。
アピールに立った石川早智子さんは、石川一雄さんが亡くなるまでみせた闘う強い意志や、「再審法」改正への思いを紹介し、「なんとしても見えない手錠を外したい。みなさんの声を届けてほしい」と支援を訴えた。
西島委員長が開会あいさつ、各政党からもあいさつを受け、弁護団報告では竹下政行・狭山事件再審弁護団事務局長が、第4次再審請求の審理をひき続き家令和典・裁判長がおこなうとし、事実調べを求める世論の喚起を訴えた。中山武敏・主任弁護人も登壇し、「石川さんの魂を胸に、早智子さんとともに再審を実現する」と決意をのべた。
片岡副委員長が基調提案をおこない、再審開始を求める新100万人署名や、各地での集会や街宣など世論の喚起、今国会での「再審法」改正実現に向けたとりくみをよびかけた。
つづいて足利、東住吉、湖東記念病院、袴田、今市の各事件のえん罪被害者らが連帯アピール。特別報告を鴨志田祐美・日弁連再審法改正推進室長が、狭山事件の再審を求める市民の会からのアピールを鎌田慧・事務局長、落合恵子さんがおこなった。
小林美奈子・部落解放中央共闘会議事務局長が集会アピールを読みあげ、閉会あいさつを赤井書記長がおこなった。
集会後は、石川早智子さんらを先頭にデモ行進し、市民に訴えた。
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