【埼玉】 部落解放第67回関東女性集会を８月30日、さいたま市内のソニックシティ市民ホールでひらき、関東甲信越地方協議会（関東ブロック）の女性ら１８９人が参加した。全体会と三つの分科会で学習と交流を深め、人権が大切にされ、安心して暮らせる平和な社会の実現に向けて奮闘を誓い合った。主催は、関東ブロックと同女性部連絡会（関ブロ女性部連絡会）。

　小島百合子・関ブロ女性部連絡会代表は、「昨年は、群馬全女もあり関東女性集会は１年延期となったが、今日、大勢にお集まりいただいた。ともに学び合えることに感謝」と主催者あいさつで表明し、「部落探訪」削除訴訟と狭山再審を中心に課題を提起。「活発な討論、交流を」とよびかけた。

　片岡明幸・関東ブロック議長も、インターネット上の差別情報と狭山の闘いを中心に主催者あいさつし、「差別のない平和な社会をつくるため、女性部のみなさんと一緒にこれからもがんばる」と決意を語った。

　集会には、石川早智子さんも参加し、全体会と分科会でアピール｡記念講演は、ノンフィクションライターの安田浩一さんが「ヘイトスピーチの現場を取材して」と題しておこなった。